ニュース その他分野 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082715
行政院環境保護署(環保署)は27日、環境影響評価審査委員会大会(環評大会)を開き、二林精密機械産業園区(彰化県二林鎮)をめぐる審議を第3次初審に持ち越すことを決めた。開発は少なくとも半年遅れる見通しだ。28日付工商時報が伝えた。
王恵美彰化県長(右3)は27日の環評大会で、台湾には世界有数の精密機械の産業クラスターがあるなどと、二林精密機械産業園区の必要性を訴えた(27日=中央社)
二林精密機械園区は2008年に設置申請が提出されたが、14年に第2段階の環境影響評価開始が決まり、昨年9月から初審を開始した。
環評大会では4時間に及ぶ討論を行ったが、彰化県政府が開発後の液状化、表面流出などの影響や園区の将来的な管理問題について、具体的な回答を示さなかったことから、専案小組(個別案件小委員会)に審理を差し戻した上で、第3次初審を開くことになった。
彰化県政府は歴代県長3人が二林精密機械産業園区の整備を目指してきた。これまでに330社が進出意向を示しており、工場の用地需要が計画の2倍の509ヘクタールに達するなど、業界の関心も高い。
王恵美彰化県長は「園区開発を通じ、地方の産業発展と農村人口の回流を目指すと同時に、環境保護と持続的発展にも配慮していく」と強調し、廃水リサイクルや大気汚染設備の設置義務付けなどを進出企業に求めていく考えを表明したが、十分な理解が得られなかった。
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