ニュース 社会 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082719
国家通訊伝播委員会(NCC)は27日、ニュース専門テレビ局の中天新聞台の政治ニュース2件について、公序良俗に反するなどとして、計100万台湾元(約360万円)の罰金処分を下した。
1件目は空に出現した「鳳凰が羽を広げた」ような雲を韓国瑜高雄市長、侯友宜新北市長、盧秀燕台中市長という「3市長が合体した祥雲」などと表現したニュースで、罰金40万元の処分が下された。
2件目は韓市長がシンガポールを訪問した際、台湾の駐シンガポール代表が韓市長の行動をスマートフォンで報告し、台湾から「訓令」を受けていたとする内容で、事実確認が不十分だったとして、罰金60万元の処分を受けた。
中天新聞台をめぐっては最近、韓市長の動静報道に偏重し過ぎとの批判があり、NCCには市民や利害関係者から告発が相次いでいた。
NCCは「中天は内部統制システムが働かず、自律機能が失われ、視聴者の権益が損ねられた」と指摘し、中天に1カ月以内に独立審査体制を構築し、ニュース取材の規範や報道倫理委員会の運営方式を見直すよう指示した。その上で、改善が見られない場合には報道部の責任者交代を命じるとした。
中天は「韓市長の就任以来、激励と監督という角度で、韓市長の施政について報道してきた。視聴率は良好で、大多数の人の支持を得ていることを反映している」とコメント。NCCの処分を不服として、行政上の救済を求めていく方針を表明した。
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