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バッテリーのシンプロ、電動自転車向け首位照準


ニュース 電子 作成日:2019年3月29日_記事番号:T00082724

バッテリーのシンプロ、電動自転車向け首位照準

 バッテリーモジュール大手、新普科技(シンプロ・テクノロジー、SMP)の宋福祥董事長は、電動アシスト自転車のバッテリーモジュール市場で、日本の電機メーカー3社と協力し、欧州最大手の独ボッシュを追い抜くと表明した。29日付電子時報が報じた。

 宋董事長は、電動アシスト自転車は毎年2桁成長しており、同社は既に日本の電動アシスト自転車用バッテリーモジュール市場でシェア首位だと語った。ボッシュと提携することも可能だが、その兆しはないと話した。

 宋董事長は、今年はIT(情報技術)製品以外向けの売上高が全社の10%以上を占め、利益は2倍以上と予測した。今後5年でIT製品以外向けの売上高は全社の20~30%に拡大すると語った。同社の昨年売上高は644億5,200万台湾元(約2,300億円)、粗利益率は10%、純利益は32億900万元で前年比23%増だった。IT製品以外向けの売上高構成比は8~10%だった。

 シンプロは、ノートパソコン用バッテリーモジュールの世界最大手だ。宋董事長は、インテルのCPU(中央演算処理装置)不足の影響で、今年のノートPC市場の見通しは不透明だが、同社は成長が持続すると語った。