ニュース 電子 作成日:2019年3月29日_記事番号:T00082728
桃園市中壢区の電子機器受託生産サービス(EMS)大手、崧虹科技(コンバーター・テクノロジー)はこのほど、元董事長の謝銘哲氏らが同社の独自技術など企業秘密を中国企業に漏えいし、見返りに株式を取得するなどの利益を得たなどとして営業秘密法違反と背任などの疑いで法務部調査局に告訴した。謝氏は容疑を否認している。29日付自由時報が報じた。
崧虹科技によると、2013年から14年の董事会議事録に中国企業への投資に関する記録は存在しない一方で、当時、董事長を務めた謝氏は独断で、崧虹科技名義で4,000万米ドルを投じて中国・陝西省西安市高新技術(ハイテク)産業開発区の用地を取得する契約を管理委員会と結んだ。
その後、取得した用地を崧虹科技とは無関係の中国企業、「陝西萊特電子」の名義で登記。見返りに「萊特電子」の株式の4分の1を取得し、謝氏の妻が海外に設立した個人企業「栄思」による保有とした。
さらに謝氏は、崧虹科技の資金120万米ドルを中国の競合、「西安捷盈」に投資し、30%株式を取得して再び「栄思」による保有とした上、崧虹のチーフエンジニアを長期にわたり捷盈へ派遣し、液晶パネル関連の特許技術などを漏えいさせた疑いが持たれている。
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