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セブン-イレブン無人店舗、「出店を継続」


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年3月29日_記事番号:T00082734

セブン-イレブン無人店舗、「出店を継続」

 コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)の羅智先(アレックス・ルオ)董事長は28日の法人説明会で、無人型店舗「X-STORE」は今後、毎年1店のペースで台湾各地に出店すると述べた。同社の黄瑞典総経理が19日、消費者は人の温かみのあるサービスを求めており、今年の出店は見合わせると語ったことから、市場では出店打ち切りとみられていた。29日付工商時報が報じた。

/date/2019/03/29/11seven_2.jpgコンビニ24時間営業問題について羅董事長は、出店の絶対条件ではなく、場所によっては16時間で十分と語った(26日=中央社)

 羅董事長は、無人型店舗は次世代のためのもので、事前に消費者の習慣付け、ハイテク設備やシステムのテストを行う舞台が必要だと説明した。そのため、利益が出なくてもやると強調した。

 羅董事長はまた、無人型店舗は人件費などコスト抑制が目的ではなく、人口減少で従業員を確保できなくなる将来を想定していると語った。無人型店舗を営業してみて、業務の30%は人の手が不要と分かったので、今後のリソース配置に役立てると話した。

 「X-STORE」は2018年1月にテスト営業を開始した台湾初の無人型店舗。顔認証、電子タグ、セルフレジスターなどのハイテク技術を導入し、小売業の今後の方向性として注目を集めた。同店は昨年6月に一般開放し、昨年7月には2号店もオープンした。