ニュース その他製造 作成日:2019年4月1日_記事番号:T00082768
台湾経済研究院(台経院、TIER)が29日発表した2月の製造業景気信号指数(速報値)は10.18ポイントで、前月比0.26ポイント上昇した。ただ、輸出入、輸出受注、工業生産指数などの前年割れが響き、製造業景気信号は4カ月連続で「青(後退)」だった。30日付工商時報などが報じた。
製造業景気信号指数を構成する5項目のうち、経営環境は前月比0.18ポイント上昇、需要は0.14ポイント上昇した。コストは横ばい、原材料投入は0.01ポイント下落、販売価格は0.05ポイント下落した。
台経院景気預測中心は、世界経済は減速しているものの、年初より国際原油価格や台湾の金融市場は回復基調にあると指摘。米中貿易戦争の緩和の兆しで、製造業の今後半年間の景気見通しが楽観に転じ、経営環境の指数が改善したと説明した。
製造業の大きな割合を占める電子・部品業の景気信号は、4カ月連続で「青」だった。半導体業界の在庫調整、スマートフォンの販売不振、仮想通貨マイニング(採掘)ブームの退潮などでファウンドリーの稼働率が低下しており、売上高、輸出、輸出受注、生産指数がいずれもマイナス成長だった。
業種別の生産額による景気信号構成比は、▽「青」、69.11%(前月比8.94ポイント上昇)▽「黄青(後退傾向)」、21.13%(12.42ポイント下落)▽「緑(安定)」、7.79%(2.46ポイント上昇)▽「黄赤(過熱傾向)」、1.97%(1.02ポイント上昇)▽「赤(過熱)」、0%(横ばい)──だった。
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