経済部の投資台湾（インベスト台湾）事務所は29日、台商（海外で事業展開する台湾系企業）のＵターン投資を促進する「歓迎台商回台投資行動方案」で、自動車部品大手の和大工業（ＨＯＴＡインダストリアルＭＦＧ）など６社、計340億台湾元（約1,220億円）の申請を承認した。雇用機会を1,500件以上創出する見込みだ。30日付経済日報が報じた。
承認したのは、▽和大工業の大埔美精密機械園区（嘉義県）新工場、30億1,000万元▽工作機械大手の台中精機廠（ビクター台中・マシナリー・ワークス）の台中市精密機械科技創新園区２期でのグローバル本部・スマート工場建設、65億元▽繊維メーカーの得力実業（デ・リカシー・インダストリアル）台南工場の設備更新、５億7,000万元▽パソコン用筐体（きょうたい）・関連部品の迎広科技（イン・ウイン・デベロップメント）▽半導体関連１社▽工作機械関連１社──。
今年から実施している「歓迎台商回台投資行動方案」では、今回を含め計24社、約910億元の投資申請が通過し、雇用機会9,000件以上をもたらすと期待されている。経済部によると、この他50社以上がＵターン投資の意向を示している。
