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韓国瑜高雄市長、総統選不出馬を重ねて表明


ニュース 政治 作成日:2019年4月1日_記事番号:T00082776

韓国瑜高雄市長、総統選不出馬を重ねて表明

 国民党内で韓国瑜高雄市長に総統選への出馬を求める声が高まる中、韓市長は30日、フェイスブック(FB)上で総統選には出馬しない意向を重ねて強調した。31日付蘋果日報が伝えた。

 韓市長は「4年という時間で皆さんに自分の約束を守る決心と気迫を示し、高雄の成長と変化を目にしてもらいたい」などと述べ、高雄市長にとどまり、総統選には出馬しない意向を示した。韓市長の発言は、党内からの出馬圧力を拒む姿勢を改めて示した格好だ。

 また、記者団に囲まれた韓市長が即興で「我堅持…不考慮2020…(考えは変えない。2020年総統選は考慮しない)」と歌って大笑いする場面もあった。

 ただ、韓市長の出馬可能性が完全に消えたわけではない。国民党の呉敦義主席が近く、韓市長と直談判すると伝えられているからだ。国民党の欧陽龍広報は「韓氏との懇談結果が出るまで、あまり臆測しないでもらいたい。党内予備選はスケジュール通りに進める。まだコメントするには尚早だ」と述べた。

 一部には、韓市長が出馬を渋っているのは、出馬説が流れる鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘(テリー・ゴウ)氏の決断を待っているからとの見方もある。

 一方、国民党内で朱立倫前新北市長を推す勢力は「党中央は韓氏の出馬意向を速やかに確認すべきだが、韓氏でなければならないとするムードを広めるべきではない」と警戒感をあらわにした。

 民進党で既に党内予備選に出馬表明している頼清徳前行政院長は「韓氏との君子の争いを期待している」と述べた。