２日付自由時報によると、アップルのスマートフォンiPhone XR（テン・アール）は今年、中国市場で大幅な値下げを行ったことにより販売台数が伸びている。同社は2,000万台の追加生産を計画しており、多くのサプライヤーも今月より同製品向けの部品を増産するとの観測が伝えられている。
iPhone XRの追加生産分に関するサプライチェーン向け発注は段階的に実施され、第１弾は既に３月末に行われたもようだ。
現在、中国の大手インターネットショッピングサイトでのiPhone XR販売価格は5,000人民元（約８万3,000円）を割り込み、アップル公式サイトの定価を1,600人民元下回る状況となっている。
中国のアップル製品販売業者によると、iPhoneは従来アップルが設定していた価格の最低ラインが撤廃され、販売業者が自ら決定できるようになった。さらに販売台数が一定水準に達した業者にはアップルから補助が支給されており、値下げによって販売増を図る姿勢が明確になっている。
