ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「金門で医療サービス業の発展目指す」、陳経建会主委


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年6月20日_記事番号:T00008279

「金門で医療サービス業の発展目指す」、陳経建会主委

 
 フェリーによる金門・馬祖から中国への直接渡航、「小三通」の拡大措置で注目を浴びる金門島の産業育成計画について、陳添枝行政院経済建設委員会(経建会)主任委員は19日、「医療サービスや教育サービス業など、高付加価値産業が必要だ」という考えを示した。経建会は3カ月以内に、金門・馬祖の中長期建設計画を策定する方針だ。20日付経済日報が報じた。

 金門では行政院衛生署が病院の建設計画を進めている。陳主委はこれについて、「優秀な医師と優れた設備を導入すれば、対岸のアモイの台湾企業をターゲットとして医療サービス業を発展させられる」と語った。また、カリキュラムの拡大などで金門技術学院に在中台湾企業の子弟を呼び込み、将来、中国大陸住民に台湾で高等教育を受ける機会を開放する場合、まず金門で試行することも提起した。 

 陳主委は「金門は観光産業に発展させるにしてもアピールできるのはコーリャン酒くらいだ」と述べて、競争力のある産業の育成を説き、最近話題になっている金門・アモイ間の海上大橋建設構想について、「金門に産業が育たなければ、橋を架けたとしても、金門住民がアモイ側に流出するだけの結果になってしまう」と指摘した。