ニュース 金融 作成日:2019年4月2日_記事番号:T00082792
生命保険各社は1日、利率変動型生命保険商品の4月の保証利率を発表。富邦人寿保険が50商品、国泰人寿保険(キャセイ・ライフ・インシュアランス)が39商品の利率を引き下げ、4%以上あった外貨建て生命保険商品の利率は軒並み4%を割り込んだ。2日付経済日報が伝えた。
保険各社の対応は高利率の保険商品に対し、金融監督管理委員会(金管会)の監視が強まっていることが背景にある。中国人寿保険が3月に業界に先駆け、保証利率を引き下げたが、他社は商品競争力低下を懸念して模様眺めだった。
しかし、4月に入ると、富邦人寿が米ドル建て生保商品の保証利率を年3.65%へと最大で32ベーシスポイント(0.32ポイント)引き下げた。台湾元建て商品も最大26ベーシスポイント引き下げ、2.7%以下とした。国泰人寿も米ドル建て生保商品の保証利率を4%以上から3.65%に引き下げた。業界他社も追随が予想される。
保険業界では海外投資の増加に伴い、リスクヘッジ費用が膨らんでいるが、外貨建て保険商品の利率が高止まりしており、金管会は春節(旧正月)明けから業界各社にリスクを留意するよう呼び掛け、3月26日には各社のコンプライアンス担当者に利率決定過程や関連議事録の提出を文書で求めていた。
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