ニュース その他分野 作成日:2019年4月2日_記事番号:T00082795
上場、店頭公開企業の2018年決算が出そろい、純利益は合計2兆1,900億台湾元(約7兆9,000億円)で前年比1.3%減と、前年に次ぐ過去2番目の高水準だった。増益企業は695社と、前年の595社を上回った。2日付工商時報などが報じた。
昨年純利益の上位は、▽台湾積体電路製造(TSMC)、3,511億3,000万元▽鴻海精密工業、1,290億6,500万元▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、600億9,000万元▽南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)、527億4,600万元▽国泰金融控股(キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス)、514億6,700万元──。宏達国際電子(HTC)はグーグルにスマートフォン「ピクセル」受託生産事業を売却したことで、昨年純利益が120億2,400万元となり、3年連続の赤字から脱却した。
一方、昨年の1株当たり純利益(EPS)の上位は、▽大立光電(ラーガン・プレシジョン)、スマホ用カメラレンズ▽国巨(ヤゲオ)、受動部品▽華新科技(ウォルシン・テクノロジー)、受動部品▽緯創資通(ウィストロン)傘下の緯穎科技服務(Wiwynn)、クラウド用サーバー▽可成科技(キャッチャー・テクノロジー)、筐体(きょうたい)──。受動部品価格高騰で、積層セラミックコンデンサー(MLCC)大手のヤゲオとウォルシンがランクインした。
昨年Q4、3割減益
上場、店頭公開企業の昨年第4四半期純利益は4,047億3,100万元で前期比38%減、前年同期比36%減と、16年第2四半期以来で最も低かった。米中貿易戦争、アップルのiPhone販売不振の影響で、全1,720社のうち増益は470社にとどまり、減益は1,200社以上に上った。中小型液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)や太陽電池用シリコンウエハー最大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)を傘下に抱える大同(TATUNG)集団の大幅赤字も響いた。
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