ニュース 政治 作成日:2019年4月2日_記事番号:T00082800
中国人民解放軍の殲11(J11)型戦闘機2機が31日、7年ぶりに台湾海峡中間線を越えて飛行したことについて、台湾軍関係者は「さまざまな兆候から判断して、中国軍の中間線越えはあらかじめ計画していたものだ」との認識を示した。中国側は当時、付近を通る民間航空路「M503」に航空機を飛行させていなかった。2日付聯合報が伝えた。
蔡総統は、戦闘機による意図的な中間線越境が行われた場合、即刻追い払うよう軍に命令したと明らかにした(1日=中央社)
蔡英文総統は1日、「国土は一寸たりとも譲らない」と述べ、中国側は意図的な挑発で問題の発端をつくり出し、台湾海峡の現状を破壊しようとすべきではないと呼び掛けた。
米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)も同日、「北京(中国政府)が一方的に現状を変えようとすることは有害であり、数十年来促進してきた域内の平和と安定の仕組みを破壊するものだ。米国は中国が台湾人民に対する脅しをやめるよう求める」とコメントした。
日本の菅義偉官房長官は同日、「台湾の平和と安定は域内と世界にとって極めて重要であり、(中台)双方が対話を通じ、平和的に問題を解決することを望んでいる」と述べた。
一方、中国軍機の動きについて、中国紙・環球時報は社説で「台湾当局に対する厳重な警告だ」と指摘するとともに、「米国による台湾海峡での動きが相次いでいることに対する明確な対応でもある」と主張した。
これとは別に、中国軍の戦闘機「轟6K(H6K)」2機と電子偵察機「運9(Y9)」1機は1日、宮古海峡を通過して、太平洋空域で演習を実施し、日本の自衛隊が緊急発進(スクランブル)で対応した。台湾国防部は「全過程を把握していた」と説明した。
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