ニュース 電子 作成日:2019年4月3日_記事番号:T00082811
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、ディスプレイ用ドライバICの重要部品、チップ・オン・フィルム(COF)基板が今年第3四半期に7.8%、第4四半期に6.2%の供給不足に陥ると予想されている。スマートフォンでの同基板の使用量増加、および恵科(HKC)や深圳市華星光電技術(CSOT)といった中国のパネルメーカーによる生産能力増強が主因だ。3日付工商時報が報じた。
ウィッツビューの李志豪研究副理は、テレビ、液晶モニターとも解像度の高まりに伴い、ドライバICの搭載数も増えていると指摘した。今年はHKCの第8.6世代パネル工場やCSOTの第11世代工場が新たに稼働するため、テレビ用COF基板の需要が高まる見込みだ。
この他、モバイル端末でもスリムベゼル(狭額縁)製品の需要が高まることでCOF設計の導入が相次いでおり、スマホ用パネル向け需要は今年、標準的なCOF基板換算で600万枚を超える可能性がある。
COF基板不足の解消時期についてウィッツビューは、川上材料のフレキシブル銅張積層板(FCCL)メーカーによる生産能力増強が完了する2020年との見通しを示した。
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