ニュース 電子 作成日:2019年4月3日_記事番号:T00082812
台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)はこのほど、タイ関連会社のデルタ・エレクトロニクス・タイランド(DET)に対する条件付き株式公開買い付け(TOB)について、DETの株式42.85%を379億4,800万バーツ(約1,330億円)で取得したと発表した。既に保有していた株式と合わせた出資比率は63.78%となった。3日付工商時報などが報じた。
DETの昨年売上高は、前年比7.1%増の538億8,400万バーツ、利益は4%増の51億2,600万バーツだった。早ければ4月からDETの売上高がデルタに連結され、同社の売上高を月間40億~50億台湾元(約145億~181億円)押し上げるとみられる。
DETの子会社化については、米中貿易戦争を受けた、中国以外の生産拠点の役割を高めるためとの見方が出ていた。これについてデルタは、米中貿易戦争による売上高への打撃予想を当初の10%から5%に引き下げたものの、貿易摩擦や地政学的な要因による不確定性が高いとして、計画通りDETの買収を進めると説明していた。
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