ニュース 電子 作成日:2019年4月3日_記事番号:T00082813
データセンター向けサーバー市場を攻略している中国のサーバー最大手、浪潮電子信息産業(Inspur、山東省済南市)は、過去2年にわたり台湾の同業大手から人材を引き抜き、台湾での研究開発(R&D)体制を拡充している。3日付電子時報が伝えた。
人材引き抜きのターゲットは、広達電脳(クアンタ・コンピューター)、緯創資通(ウィストロン)、英業達(インベンテック)などだ。特にクアンタからの人材流出が目立つという。
浪潮は台湾のサーバー業界が長年育成した優秀な研究開発人材に目を付けている。台湾支社は現在規模を拡大中で、台湾での研究開発人員は130人に達し、年内にも250人まで増員が予定されているという。
浪潮は中国サーバー最大手で、x86サーバーの分野ではデルEMC、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)に次ぐ世界3位だ。昨年のサーバー出荷台数は前年比54%増を達成した。台湾のサーバー業界は現時点では優位にあるが、浪潮は資本力が強大で、長期的には脅威になると予想されている。
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