ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

大成と康師傅、対中投資を拡大


ニュース 食品 作成日:2008年6月20日_記事番号:T00008284

大成と康師傅、対中投資を拡大


 香港上場の台湾系食品大手、大成食品と康師傅は19日、証券会社主催の企業フォーラムで対中投資の拡大を相次いで発表した。20日付経済日報が伝えた。
 
 このうち、食肉加工大手の大成食品は中国国内の工場を現在の10カ所から3年以内に100カ所へと拡大する計画だ。年内に3~4件の企業買収を進め、今後数年の設備投資は大幅な増加が見込まれる。
 
 同社はブロイラー(白肉鶏)の生産能力を3年以内に年3億羽まで高め、中国市場でのシェアを10%に引き上げる。北京五輪後には新ブランド「姉妹厨房」を投入する。
 
 同社の韓家寰主席は「中国では四川大地震で豚肉不足に拍車が掛かっており、回復には2~3年かかる。豚肉価格の上昇で鶏肉の消費が増え、価格も上昇している」と述べた。
 
 また、即席めん大手の康師傅は今年、過去最高となる4億1,800万米ドルの設備投資を行い、即席めん、飲料などの生産ラインを拡充する。生産ライン数は来年には400本を突破する見込みだ。