ニュース 政治 作成日:2019年4月8日_記事番号:T00082854
国民党は10日の中央常務委員会で2020年総統選の候補者指名手順を決定する予定だったが、決定を先延ばしした。同党の欧陽龍広報が明らかにした。8日付聯合報が伝えた。
呉敦義国民党主席(右3)。いったん党内情勢を落ち着かせる必要が出てきた(7日=中央社)
背景には、呉敦義党主席が予定していた韓国瑜高雄市長との会談が先送りされたほか、朱立倫前新北市長らとの会談も実現せず、予備選への地ならし作業が遅れていることがある。背景には韓市長擁立を目指す呉主席への不信感がある。韓市長の総統選出馬意向はいまだに不透明だが、予備選なしで韓市長への出馬要請を行う可能性を含め、候補者指名手続き方法の決定を急げば、党内の混乱が増幅されかねない点を考慮した格好だ。
欧陽広報は「(手続き決定を)遅くとも4月までに終えるので、党内予備選の大局には影響しない。早ければ5月までに総統(候補)の指名方法を公告する」と強調した。
呉主席は党内調整を継続する構えで、「最も適当なタイミングで、最も必要な措置を取る」と述べるにとどめた。
これまでの出馬を表明している人物のうち、朱前市長は呉主席との会談を公開で行うべきだと主張して、呉主席に拒否された。朱前市長は「韓氏に出馬要請するなら、予備選の問題はない。党中央が韓氏を擁立するのであれば、全力で支持する」と述べ、速やかな党議決定を求めた。
王金平前立法院長は「もし皆さんの支持が得られるならば、夢を実現したい。今回は必ず立候補したい」と語った。
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