ニュース その他分野 作成日:2019年4月9日_記事番号:T00082879
財政部の8日発表によると、3月の輸出総額は286億8,000万米ドルで、前月比40.6%増、前年同月比4.4%減と、5カ月連続の前年割れだった。ただ、昨年3月に次ぐ同月として過去2番目の高水準だ。蔡美娜・財政部統計処長は、米中貿易摩擦の緩和、原材料価格の上昇などの要因から、4月の輸出総額はプラス成長に転じる可能性があると指摘した。9日付経済日報などが報じた。
輸出先別では、米国向けが前年同月比25.6%増の39億2,900万米ドルで過去最高を更新した。輸出総額に占める割合は14%と、過去13年で最も高かった。一方、中国(香港含む)向けは114億3,800万米ドルで14.8%減少した。2016年2月以来で最大の減少幅だった。
製品別では、情報通信技術(ICT)・オーディオ製品は前年同月比23.1%増の35億7,600万米ドルと、過去最高だった。一方、半導体など電子部品は91億4,200万米ドルで13.3%減と、過去6年で最大の減少幅だった。
蔡統計処長は、米中貿易戦争の影響で、サーバー、スイッチ、ルーターなどの台湾Uターン生産や受注が増えたと指摘した。
財政部関係者は、従来は携帯電話用の電子部品の中国向け輸出が多かったが、今は鴻海精密工業、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、英業達(インベンテック)、和碩聯合科技(ペガトロン)などが台湾や東南アジア、米国などに生産拠点を移転し、携帯電話用部品の中国向け輸出が減少したと指摘した。
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