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鴻海、中国グリーに出資観測【表】


ニュース 電子 作成日:2019年4月10日_記事番号:T00082889

鴻海、中国グリーに出資観測【表】

 中国の珠海格力集団がエアコン最大手、珠海格力電器(グリー・エレクトリック・アプライアンシズ)の株式15%を譲渡すると発表したことを受け、鴻海科技集団(フォックスコン)が引き受けるとの観測が浮上している。中国メディア、中国証券報の報道を基に10日付蘋果日報などが報じた。

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 中国証券報は消息筋の話として、珠海市(広東省)で大規模な投資計画を進めている鴻海が引き受ける可能性があると報じた。鴻海は9日、メディアや市場のうわさにはコメントしないと回答した。アナリストは、鴻海はグリーより知名度の高いシャープを手に入れているため、可能性は低いとみている。

 珠海格力集団は先日、保有するグリー株18.22%のうち15%を譲渡すると発表した。グリー株15%の取得には400億人民元(約6,600億円)必要とみられている。

 多くのアナリストは、株式の0.74%を保有するグリーの董明珠董事長と、8.91%を保有し、グリー製品の販売を担う河北京海担保投資が譲渡先との見方で一致している。

 業界では譲渡先として、中国のIT(情報技術)大手、阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング)、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)などの名も挙がった。アリババは直後に否定した。