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JDI、資本受け入れ発表を延期


ニュース 電子 作成日:2019年4月11日_記事番号:T00082919

JDI、資本受け入れ発表を延期

 中小型液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)が、台湾のタッチパネルメーカー、宸鴻科技集団(TPKホールディング)など台湾・中国資本による出資を受け入れると報じられる中、JDIは9日、今週前半に行う予定だった外部との提携の発表を先送りした。11日付経済日報が伝えた。

 JDIは「現在速やかな契約締結に向けて最後の詰めを行っており、合意次第お知らせする」と説明した。

 JDIは、新株と新株予約権付社債の発行で1,100億円の増資を行う計画だが、増資の引受先を正式には発表していない。これについて、日本経済新聞は3日、JDIがTPK、台湾金融大手の富邦グループ、中国大手ファンドの嘉実基金管理グループによる「台中連合」から600億~800億円の金融支援を受けることで大筋合意したと報じていた。台中連合の議決権比率は5割弱となり、新たに筆頭株主になる見通しだ。

 JDIは3日、外部との提携交渉を今週前半をめどに進めていると説明していたが、発表遅延で交渉に問題が生じたとの臆測を呼び、JDIの株価は10日、8%急落した。