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台プラ4社、Q1利益7.2倍に


ニュース 石油・化学 作成日:2019年4月11日_記事番号:T00082926

台プラ4社、Q1利益7.2倍に

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が10日発表した主要4社の第1四半期純利益は合計309億3,500万台湾元(約1,110億円)で、前期比7.2倍の大幅増となった。国際原油価格の回復、製品オファー価格の上昇、台湾元安を受け、利益が大幅に改善した。前年同期比では45.4%減だった。11日付工商時報などが報じた。

 このうち、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は81億4,100万元(前期比249.1%増、前年同期比31.5%減)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は85億1,800万元(前期比382.3%増、前年同期比34.3%減)で、前期の5倍近い増加となった。

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は92億2,600万元(前年同期比49.6%減)で、前期の赤字から回復した。

 南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は50億5,000万元(前期比16.6%増、前年同期比62.5%減)だった。

 主要4社の第1四半期連結売上高は合計3,844億8,200万元で、前期比10.1%減、前年同期比7.9%減だった。

 台プラは第2四半期の見通しについて、需要期に加え、業界で定期点検が増加することから、製品価格が上昇すると期待感を示した。一方、台化の芳香族炭化水素(AH)第3プラントで7日に発生した火災による影響が懸念材料となる。