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奇美電が中国電器に出資、省エネ照明市場に参入


ニュース 電子 作成日:2008年6月20日_記事番号:T00008295

奇美電が中国電器に出資、省エネ照明市場に参入

 
 奇美電子(CMO)は19日、電球大手の中国電器(チャイナ・エレクトリック・マニュファクチャリング)と同社100%子会社の冷陰極蛍光ランプ(CCFL)メーカー、東亜光電(TOAオプトロニクス)に計8億5,000万台湾元(約30億円)を出資すると発表した。投資額はそれぞれ2億5,000万元(持ち株比率3.4%)と6億元(持ち株比40%)。奇美電はこれにより、省エネルギー照明市場に正式に参入することになる。20日付工商時報などが報じた。

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 出資は傘下の元奇投資を通じて行われ、中国電器の法人としての筆頭株主になる。また、東亜光電にとっては全株主の中での筆頭株主となり、董事も派遣する見通しだ。

 今後は、奇美電が研究開発(R&D)やパネルなどを担当し、東亜光電が照明製品、台湾最大の販売経路を持つ中国電器がマーケティングを担うことになる見通し。東亜光電は、生産ラインを3本持ち、単月の生産能力は800万本、今後はT5型スリム蛍光灯も手掛ける予定だ。

 一方、中国電器が20.8%を出資し、筆頭株主となっているCCFLメーカーの威力盟電子(ウェリーパワー)は、友達光電(AUO)が傘下の康利投資を通じて9.07%出資しており、経営権を握っている。これについて奇美電は、中国電器の経営にかかわる意向はないとコメントした。