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作成日:2008年6月20日_記事番号:T00008296
スマートフォンの出荷台数、前年比で2割増
市場調査機関IDCによると、台湾市場での第1四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比2割増となり、携帯電話市場全体の1割近くを占めた。タッチパネル式スマートフォンである米アップルのiPhoneや、宏達国際電子(HTC)の「HTC Touch」(通称・阿福機)シリーズの人気がシェアを引き上げている。20日付工商時報が報じた。
IDCによると、スマートフォンの2006年の販売台数は携帯市場全体の5%で、購入者はビジネスマンや業界関係者が中心だったが、07年にiPhoneや「HTC Touch」シリーズが発売されたことで一般ユーザーの利用も増加し、スマートフォン販売台数は携帯全体の9%まで上昇した。
IDCはまた、スマートフォンの本体のみの販売価格は1万台湾元(約3万5,600円)以上の高価格機種が出荷台数の8割を占めており、将来的な成長には限界があると予測した。携帯電話全体で販売価格が1万元を超えるのは、出荷台数の15%以下にすぎないという。
第3世代(3G)および3.5世代(3.5G)の携帯電話の第1四半期の出荷台数は、携帯全体の4割以上に上った。携帯電話全体の第1四半期の出荷台数は、前期比5%増、前年同月比2%増の183万台となった。