ニュース 電子 作成日:2019年4月15日_記事番号:T00082967
経営混乱が続く液晶パネル用偏光板大手、誠美材料科技(CMMT)は14日、中国子会社の昆山之奇美材料(中国江蘇省)より、最大株主の杭州錦江集団が、CMMTの経営権争いが解決しないことを理由に、昆山奇美への経営管理権を行使することを通知してきたと発表した。その上でCMMTは、昆山奇美の経営に関わる最高決定機関は董事会であり、規約の改定には董事全員の同意が必要となるため、昆山奇美の経営に影響はないと強調した。15日付経済日報が報じた。
CMMTが49.5%、錦江集団が50.5%を出資する昆山奇美については、CMMTで経営権争いが表面化し、債権銀行団が資金提供を拒否していることから運営に影響が出ていると伝えられている。また、昆山奇美が先ごろ開催した董事会で錦江集団は、CMMTに対して期限内に経営権争いを解決するよう要求していた。
京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)など中国パネル大手に供給する昆山奇美はCMMTに売上高の50%近くをもたらしており、同社が経営主導権を失った場合、深刻な打撃を受けると予想されている。
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