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期限切れ粉末ミルク不正使用、16トンが南部に流出


ニュース 食品 作成日:2019年4月15日_記事番号:T00082975

期限切れ粉末ミルク不正使用、16トンが南部に流出

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は12日、期限切れのクリーミングパウダー(粉末ミルク)を混入してインスタントコーヒーやミルクティー31品を製造、販売していた高雄市の伯亨生物科技(PERSNAM)を摘発したと発表した。不正は3年前からとみられ、出荷記録によると、高雄市、台南市、屏東県の飲料店など180店以上に16トン以上を卸していた。13日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/04/15/07milk_2.jpg押収した「カプチーノホワイトコーヒー」(TFDAリリースより)

 TFDAは、立ち入り検査で在庫の「インスタントコーヒー専用クリーミングパウダー低糖」1キログラム入り481パックや「鉄観音ミルクティー」20グラム入り3,929パックなど計559.58キロを差し押さえた。使用していたクリーミングパウダーは大部分が昨年4~7月に期限を迎えていた。

 高雄市政府衛生局は、同社に対し商品の回収、製造販売の停止を命じた。同社は、食品安全衛生管理法の違反で6万台湾元(約21万8,000円)以上、2億元以下の罰金が科される。

 同社は、消費者に対し販売店で返品手続きを行うと説明した。

 専門家は、期限切れ食品を摂取すると、微生物により下痢や急性胃炎を招く恐れがあると指摘した。