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「蔡政権の対中政策は空疎」、韓国瑜市長が批判


ニュース 政治 作成日:2019年4月15日_記事番号:T00082988

「蔡政権の対中政策は空疎」、韓国瑜市長が批判

 米国を訪問中の韓国瑜高雄市長は現地時間11日、ハーバード大学フェアバンク中国研究センターで開催された非公開の懇談会で演説を行い、中台による「1992年の共通認識(92共識)」を認めない蔡英文政権の対中政策には中身がないと批判した。13日付蘋果日報などが報じた。

/date/2019/04/15/17han_2.jpgロサンゼルスでのフォーラムで歴代総統を批判した韓市長。会場では、総統就任を望む声が鳴りやまなかった(15日=中央社)

 韓市長は「92共識は『一中各表(一つの中国、それぞれの主張)』であり、『一国二制度』ではない。中国は『一中各表』を認めていないという意見もあるが、国民党(馬英九)政権の8年間(2008~16年)に中国は一度も異議を唱えなかった」と述べた上で、「蔡政権は92共識を認めないのであれば、両岸(中台)の平和と台湾の経済発展を確保するために新たな解決策を提起すべきだが、これまでの政策は非常に空疎だ」と批判した。

 韓市長はまた、同日夜にボストンの華僑団体による歓迎夕食会に参加した際、「総統に必要な条件は何か」との質問に対し、「最も重要なのは『台湾安全、人民有銭(台湾が安全で、人民が豊かであること)』で、これを実現できれば立派な総統だ」と答えた。

 この他、韓市長は14日、ロサンゼルスでのフォーラムに出席後、メディアに対し「(00年以降に就任した)台湾大学の法学部出身の3人の総統(陳水扁、馬英九、蔡英文)が台湾の経済と競争力をダメにした」と発言した。