ニュース 政治 作成日:2019年4月15日_記事番号:T00082989
民進党の中央執行委員会が10日、2020年総統選候補を決める党内予備選を、立法委員公認候補の決定後の5月22日以降に先送りすることを決めたことを受け、同党所属の蔡明憲元国防部長は11日、民進党は派閥争いに明け暮れているとして、離党を表明した。中央執行委の決定は、党内予備選に出馬する蔡英文総統と頼清徳前行政院長による争いで党が分裂する事態を避ける努力を続けるためだが、党内からは民主的な手続きを否定するものとの批判が出ており、蔡明憲氏の離党は党の分裂を顕在化させたものだ。13日付聯合報などが報じた。
蔡総統は13日、党内予備選を巡る状況について「懸念している」と述べた。一方で頼氏について「支持を得たいのであれば自身が支持、信頼されるに値することを証明しなければならない。国家を率いる責任のある政治家の最も基本的な条件は誠実であることだ」として、頼氏が突然予備選出馬を表明して党内に波紋を広げたことを批判した。
これに対し頼氏は、蔡総統への支持を表明していたのは昨年の統一地方選挙前のことで、当時は行政院長だったため、総統を支持するのは当然だったと説明。統一地方選で民進党が大敗を喫し、中国が台湾を統一する姿勢を強めたため、予備選への出馬を決意したと強調した。
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