ニュース 社会 作成日:2019年4月15日_記事番号:T00082990
温泉や風光明媚(めいび)な滝で有名な新北市の観光地、烏来で12日、渓谷沿いの道をバイクで走行していた仙台市のリサイクル会社経営者、山田正志さん(68)が誤ってコンクリート防護柵に衝突し、そのまま崖下に転落。頭などを強く打って死亡した。
山田さん(右)は昨年11月に現地の警察分署を訪れた際、台湾の美しい景色をずっと見たいと思っていたと話していた(13日=中央社)
山田さんは昨年11月、亡くなった妻の遺灰を携えて台湾旅行に訪れ、新北市石碇区をバイクで走行中に道に迷い、現地の警察官と翻訳アプリを通じて交流を深めたエピソードがメディアに報じられて話題となっていた。台湾を気に入り再度のバイク旅行だったが、残念ながら帰らぬ人となってしまった。
12日午後10時過ぎ、新北市烏来区の山道を通り掛かった人が路上に倒れていたバイクを不審に思い、確認したところ、山田さんが道路脇を流れる渓谷、南勢渓に倒れているのを発見。すぐに警察に通報した。
駆け付けた消防隊員によると、山田さんはビル8階の高さに相当する40~50メートル下に転落しており、クレーンを使った引き上げ作業が終わったころには午後11時を過ぎていた。
山田さんは引き上げられた当時、後頭部に外傷、全身に擦り傷を負っていたものの意識はあり、日本語で「痛い」と口にしていたという。しかし、病院へ搬送する途中で意識不明となり、心肺機能も停止。救急隊員が心臓マッサージを続けたものの翌日午前0時19分に死亡が確認された。
現場にブレーキ跡がないことから、警察は現場の道路に不慣れで運転を誤ったと推測している。また、バイクの車体には柵をこすったような傷しかないことから、他の車両に追突された可能性はないと判断している。
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