ニュース 医薬 作成日:2019年4月16日_記事番号:T00083000
新薬開発の智擎生技製薬(ファーマエンジン)では、6月13日に予定される株主総会を控え、経験権争いが再発しており、葉常菁総経理兼執行長が董事3人、独立董事(社外取締役)2人の候補名簿を提出したのに対し、大株主の台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)も対抗して董事4人の候補を提出する構えだ。16日付経済日報が伝えた。
株主総会では、董事6人、独立董事3人の計9人が改選される。葉氏は持ち株比率1%以上の株主の一部を代表する形で董事候補リストを提出した。一方、TTYの董事候補は現董事3人と現独立董事1人で、追加の独立董事候補は検討中だ。
TTY側の主張によれば、当初葉氏とTTYの林全董事長は、董事会で双方が受け入れられる新任董事リストを決定し、持ち株比率1%以上の株主による董事候補指名権を行使しないことで合意していたという。
これが事実とすれば、葉氏は持ち株比率1%以上の株主による董事候補指名の締め切りとなる16日の直前になって、TTYとの合意を破る形で董事候補リストを提出したことになる。TTYも対抗して候補リストの提出を迫られた格好だ。
これについて葉氏は「TTYによる一方的な主張だ」とし、「董事候補リストを提出しなければ、経営上の優位を失いかねない」と説明した。
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