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バラ積み船市場、来年を悲観=新興航運


ニュース 運輸 作成日:2008年6月23日_記事番号:T00008302

バラ積み船市場、来年を悲観=新興航運

 
 来年のバラ積み船市場について、新興航運(シンシア・ナビゲーション)の蔡景本董事長は20日、「とても悲観的」という見方を明らかにした。21日付蘋果日報が報じた。

 蔡董事長はこの理由として、2009年下半期から11年にかけて新規船舶の投入が相次いで輸送力過剰となる恐れが強いこと、また、船舶貨物需要は現在中国に深く依存しているものの、中国の原材料の実質需要は今後年々減少し、大幅な需要が出現する可能性は低いことを指摘した。

 このため、バラ積み船の運賃は早ければ来年から下落を始め、落ち込みは4~5年続く見通しだという。同社ではリスク軽減のため、現在保有船舶16隻のうち2隻にすぎないタンカーの割合を、全体の3分の1まで引き上げる計画だ。