ニュース 運輸 作成日:2019年4月17日_記事番号:T00083034
トラック運送会社の中連汽車貨運(台中市)は16日、運送事業からの撤退を決め、台中市政府労工局に大量解雇計画書を提出したことを明らかにした。トラック運転手約1,000人が解雇される見通しだ。17日付経済日報が伝えた。
同社は運送業からの撤退後、不動産賃貸・販売業務に中核事業をシフトする。
同社は「一度に全てのトラック運送業務を取りやめるのではなく、段階的な解雇を行う」とし、運転手は提携業者で大株主の新竹物流(HCTロジスティクス)への再就職をあっせんする。不動産賃貸業へのシフト後の従業員は20人余りまで減少する見通しだ。
中連貨運は1954年に設立された老舗の運送会社で、トラック輸送、物流・倉庫、商品代金の代理回収などの業務を行い、子会社はガソリンスタンドを経営している。台湾内の貨物輸送市場ではシェアが約5%で、常温輸送では業界3位。昨年の売上高は11億台湾元(約40億円)だった。
不動産賃貸業へのシフト後は、5万坪を超える社有地を賃貸し、借地料収入を得る。新竹物流が一部を借り受けることが決まっている。
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