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30〜44歳男性、未婚率29%に


ニュース 社会 作成日:2008年6月23日_記事番号:T00008304

30〜44歳男性、未婚率29%に

 
 台湾の30~44歳の男性の未婚率が、2007年末の時点で29.1%に上り、前年比1.5ポイント増で過去最高を更新した。同年代の女性の未婚率も前年比1.3ポイント増で過去最高の20.8%となり、非婚化および少子化がますます進んでいる。22日付自由時報が報じた。
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 非婚化が進んでいる理由として、台湾大学社会系の薛承泰教授は、「伝統的な家庭観が変化して、女性にとっては結婚すべきという社会的通念が弱まったことや経済的自主性が高まったことが挙げられる」としている。男性は十分な経済基盤を持てず、結婚をあきらめるケースが多いようだ。
 
 女性が初めて子供を生む平均年齢は28.5 歳で、10年前の26.3歳から2.2歳上昇した。出産年齢は、25~29歳が全体に占める割合が10年前と比べて3.7ポイント減少した一方、30~34歳は7.9ポイント、35~39歳は4.7ポイント増加した。

 07年に生まれた新生児は20万4,000人で、前年比1%減少した。98年の27万人からは約24%の減少。合計特殊出生率(女性一人が生涯に生む子供の数を示す指標)は1.1ポイントで、これも過去最低となった。一方、65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は10.4%に達した。