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中台直航便、経由便並み運賃に失望


ニュース 運輸 作成日:2008年6月23日_記事番号:T00008306

中台直航便、経由便並み運賃に失望

 
 中台間の週末直航チャーター便の運賃が航空会社から続々発表されたが、運賃は香港やマカオを経由した場合を数百台湾元下回るにすぎず、消費者から失望の声が上がっている。矢面に立たされた旅行会社も「航空会社が値下げしてくれないことには」と困り顔だ。
 
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 21日付聯合報によると、中国東方航空と上海航空が20日に発表した台北~上海線のエコノミークラス運賃は3,700人民元(1万6,300台湾元=約5万7,600円)、中国国際航空は3,600~3,800人民元(1万6,000~1万6,800台湾元)で香港、マカオ経由の運賃と大差ない。端午節のチャーター便(3,000人民元)よりも割高な運賃設定となっている。

 ただ、旅行業界では「中台チャーター便が常態化すれば運賃は下がり、他の路線と同様に航空会社が割引運賃を導入する。香港、マカオ経由の定期便が値下げされる可能性もある」と指摘している。

 航空業界関係者は「燃料価格が運賃の50%を占める上、チャーター便は便数が少なく、薄利多売ができない」と話している。