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花蓮で震度7、太魯閣の観光客2人けが


ニュース 社会 作成日:2019年4月18日_記事番号:T00083064

花蓮で震度7、太魯閣の観光客2人けが

 18日午後1時1分、花蓮県秀林郷を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震があり、花蓮で震度7を記録した他、▽南投▽台中▽宜蘭▽新北──で震度5、▽台北▽桃園▽新竹▽苗栗▽彰化──で震度4を観測した。震源の深さは18.8キロメートルだった。

/date/2019/04/18/18earthquake_2.jpg激しい揺れで、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)花蓮店では大きなガラスが床に倒れて破損した。幸いけが人はなかった(18日=中央社)

 中央社などによると、この地震で花蓮県の太魯閣(タロコ)渓谷を観光で訪れていた男女が、落石によってけがをした。男性は岩で下半身が押さえつけられて救助中で、女性は頭に傷を負った。

 台湾鉄路(台鉄)は午後3時半現在、宜蘭~鳳林(花蓮県鳳林鎮)で運転を見合わせている。また、花蓮駅で給水管が破損し、ホールが水浸しになった。台北都市交通システム(MRT)は一時全線で運転を見合わせたが、午後2時半に復旧した。台湾高速鉄路(高鉄)は台北~桃園間で列車2両が緊急停止したものの、その後運転を再開した。

 台北市では長安東路二段のビルが傾いたため、警察と消防が周囲を立ち入り禁止として、100人余りを近くの伊通公園に避難させた。また、中正区の一部で停電が発生したため、台湾電力(台電、TPC)が復旧に当たっている。立法院の外壁も剥がれ落ちた。

 交通部中央気象局は、1週間以内にM5クラスの余震が起きる可能性もあるとして、警戒を呼び掛けている。