ニュース 金融 作成日:2019年4月19日_記事番号:T00083087
金融監督管理委員会(金管会)は18日、生命保険大手の南山人寿保険が昨年3月に保険料の集金方式を変更し、訪問集金を取りやめたことで3万件以上の保険契約に影響が出たとして、罰金600万台湾元(約2,200万円)と経営幹部の職務停止を命じた。19日付経済日報が伝えた。
金管会は今回、許妙静総経理に6カ月、副総経理2人に5カ月の職務停止を命じた。生保会社の経営幹部が金管会から職務停止処分を受けるのは今回が初めてだ。
集計によると、訪問集金中止により、256件の契約効力が停止されたほか、保険料立て替え金の利息支払いが必要となったケースが2,407件あった。金管会は「保険法に違反しており、健全な経営を阻害するものだ」と判断した。
生保業界では他社も相次いで訪問集金を取りやめる方向に動いている。しかし、顧客が同意しない場合には、訪問集金を継続している。南山人寿の場合は、一定期限内に顧客から回答がない場合、訪問集金の廃止に同意したものと見なす対応を取ったことが問題となった。
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