ニュース 電子 作成日:2019年4月22日_記事番号:T00083100
液晶パネル大手の友達光電(AUO)は19日、18日に発生した花蓮県を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震で、桃園市龍潭区のL6B工場の一部設備が影響を受けたが、通常出荷に向け生産能力を調整したと発表した。市場観測によると、出荷に2~3日の遅れが出るもようだ。20日付工商時報が報じた。
AUOは、運営に影響はなく、物的損失は保険で賄えると説明した。業界関係者は、2~3日の生産ライン停止なら、出荷への影響は65インチテレビ用パネル約1万3,000~1万9,000枚、売上高への影響は約8,000万~1億2,000万台湾元(約2億9,000万~4億4,000万円)で、月間売上高の1%未満とみている。
この地震で、桃園市では最大震度4を観測した。市場調査会社、IHSマークイットの謝勤益(デビッド・シェイ)シニアディレクターは、震度4では通常、影響は大きくなく、機器の調整を行っただけではないかと指摘した。
L6B工場の主力はサムスン電子、ソニーなど向けの65インチテレビ用パネルで、1日当たりのガラス基板投入枚数は約4,000枚、良品率を考慮すると65インチテレビ用パネル日産枚数は約6,400枚とされる。
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