ニュース 電子 作成日:2019年4月22日_記事番号:T00083101
鴻海科技集団(フォックスコン)の元グリーンデジタルビジネスグループ担当総経理、謝冠宏氏が2012年10月に解雇され、納得がいかない理由で不当と訴えた裁判で、最高法院はこのほど、謝氏の主張を認め、鴻海が解雇手当150万台湾元(約540万円)と鴻海精密工業の株式2,000万元相当を謝氏に支給するよう命じる判決を下した。20日付工商時報が報じた。
謝氏は当時、休暇を取得して日本に私用で渡航したが、側近が休暇申請に間違った日付を記入。それを知らずに旅行当日に飛行機に搭乗したところ、郭台銘(テリー・ゴウ)董事長から「会社に戻り、会議に出席しろ」と電話がかかってきた。しかし、航空機のドアが既に閉まっており、飛行機を降りることはできなかった。その結果、謝氏は会社を解雇されてしまった。
謝氏は12年11月に深圳市で郭董事長と会い、郭董事長が解雇手当や株式などの支給を約束したにもかかわらず、支給がなかったとも主張していた。これに対し、鴻海は謝氏が人事部門に自己都合で退職を届け出たほか、連続欠勤を理由に雇用契約を終了したものであり、株式などを支給する必要はないと主張していた。
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