ニュース 政治 作成日:2019年4月22日_記事番号:T00083116
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が、2020年の総統選挙を視野に国民党予備選への出馬を表明し、候補レースが混とんとする中、呉敦義主席は21日、あくまで韓国瑜高雄市長に出馬要請という形で予備選出馬を求めていく意向を表明した。22日付蘋果日報が伝えた。
韓氏は予備選挙に対する考えをあす23日にも公表する方針だ(中央社)
呉主席は「(候補間での)調整にはよらない。党の決定を中央常務委員会に提案し、韓氏には受け身の形で予備選に参加してもらう」と述べた上で、「これは自分が過去に約束した事柄であり、変更はない」と強調した。
呉主席を支持する勢力の中央常務委員は、韓氏出馬の道を開く特例となる「総統(候補)指名特別弁法」の提案に動いているとされる。党が韓氏に出馬要請を行い、予備選に参加させることを可能にする内容で、韓氏の支持勢力も賛成に傾いているという。
呉主席に近い中央常務委員は、発表時期は5月中旬か下旬になる可能性が高く、6月に候補者を確定すれば、7月28日の全国代表大会に間に合うとの見方を示した。
韓氏出馬支持が多数=聯合報
一方、聯合報が実施した世論調査によると、郭氏による出馬表明後も国民党支持者の48%は韓氏の出馬を支持していることが分かった。郭氏(23%)を大きく引き離した。
支持政党を問わない回答者全体でみて、国民党の出馬予想者の支持率は、韓氏(26%)、郭氏(19%)、朱立倫前新北市長(13%)、王金平前立法院長(11%)の順だった。
韓氏は女性、40歳以上、低学歴層で支持が高く、郭氏は40歳以下、大卒以上の有権者で支持が韓氏をやや上回った。
今回の調査は4月20日から21日にかけて実施され、1,178人から有効回答を得た。
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