ニュース 政治 作成日:2019年4月22日_記事番号:T00083117
蔡英文総統は21日、2020年総統選に向けた国民党の党内予備選に出馬表明した鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が14年のヒマワリ学生運動の際に「民主主義で飯は食えない」と発言したことを強く批判した。22日付聯合報が伝えた。
屏東県を訪れた蔡総統は「皆が聞きたいのは、郭氏が台湾の尊い民主主義を尊重し、それを守りたいと表明することだ」と指摘し、中国式の民主主義が台湾住民に受け入れ可能なものなのかと問い掛けた。
蔡総統はさらに、台湾経済の鍵には自分にロックをかける鍵と世界に向け自分をオープンにする鍵があるとした上で、「前政権(馬英九政権)の鍵は自分を中国経済に縛るものだったが、われわれの選択は開かれた多様性の鍵だ」と述べ、郭氏に台湾経済の鍵はどちらなのかと問い掛けた。
蔡総統はフェイスブック(FB)上でも「郭氏は民主主義を軽蔑している。民主主義がなければ、誇りある台湾はない。郭氏はコストや利益の計算には明るいかもしれないが、民主主義の価値を分かっていない」と批判した。
一方、郭氏は21日、自分に都合のよい部分だけを取り出して批判を行っていると蔡総統を批判。その上で、「民進党政権下で中華民国の対外経済と貿易は隅に追いやられ、経済発展と産業が危機にさらされている。民進党の民主主義は戦争と貧困にまっしぐらの偽りの民主主義だ」と断じた。
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