ニュース 政治 作成日:2019年4月23日_記事番号:T00083139
韓国瑜高雄市長(国民党)は23日、2020年台湾総統選への出馬可能性について声明を発表し、「現行制度による予備選には参加できない」と述べ、予備選への出馬を否定した。ただ、党議決定による出馬要請に応じる可能性については触れず、含みを残した。
韓市長の声明は、予備選には参加しないとする従来の立場を強調したものとなった(23日=中央社)
声明の要旨は以下の通り。
▽高雄市長を務める日々の中で、台湾が良くなってこそ、高雄がさらに良くなる、台湾が変わってこそ、真に高雄が変わるということを深く感じた▽現時点で、現行制度の予備選に参加することはできない▽政治権力者は密室協議に熱中し、人民との距離が遠のいている。台湾の政治改革は待ったなしだ▽自分は中華民国を熱愛しており、中華民国の発展と守護に責任を負いたい。個人の栄誉や屈辱にかかわらず、ただ台湾の変化だけを願っている──。
韓市長は午前11時すぎ、高雄市政府の会見場に姿を見せ、声明を読み上げ、記者からの質問を受けずに退室した。
韓市長は「総統選には出馬しない」といった明確な表現ではなく、「予備選には参加できない」という微妙な表現を用いており、これで総統選出馬の目が消えたとは断定できない。国民党内では呉敦義主席を含む勢力が「勝てる候補者」の擁立を目指し、韓市長に出馬要請を行う動きを見せており、韓氏の出馬問題は国民党中央の対応に委ねられた格好だ。
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