ニュース 社会 作成日:2019年4月23日_記事番号:T00083142
台北市のマンションで先日未明、子供と寝ていた女性が、隣の部屋で何やら物音がしているのを耳にし、泥棒が侵入したと思い、震え上がった。恐怖のあまり、音のする部屋を確認することもできず、フェイスブック(FB)に投稿。投稿を見た友人が代わりに通報し、駆け付けた警官が鍵のかかった玄関のドアを破壊して突入すると、そこには思いがけない「犯人」の姿が──。
今月12日の午前1時ごろ、台北市松山区のマンション「敦北華城」に住む女性(48歳)が寝室で娘と一緒に寝ていたところ、隣のリビングルームから聞き慣れない物音が聞こえてくることに気付き、とっさに「泥棒が入った」と考えた。
当時、自宅には女性と子供の2人しかおらず、犯人に気付かれて襲われたらと心配になり、ドアを開けて隣の部屋を見にいくことも、電話で通報することもできず、フェイスブック(FB)に「助けて!うちに泥棒が入ったみたい。どうしよう」と投稿した。
すると、投稿を見た友人3人が警察へ通報。警察はすぐにパトロール隊員を派遣すると同時に支援要請を出し、現場に警官が集結した。
ただ、玄関のドアには鍵がかかっており、女性は恐怖のあまり隠れている部屋から出られなかったため、駆け付けた警官は中へ入れず、膠着(こうちゃく)状態に陥った。そこで警官は通報者から女性の携帯電話番号を入手して女性と連絡を取り、ドアを壊すことに同意を得た。
警官たちは電動ノコギリなどで鉄製のドアを破壊して、中に突入。しかし、リビングルームに駆け込んだものの、犯人らしき人影が見当たらない。「カカカ…」と何やら物音が聞こえたため、音のする方に目線を移すと、そこには仕事に精を出す掃除ロボットの姿があった。
女性は平謝りに謝った。どうやら時間設定を間違えたらしく、掃除ロボットが夜中に突然動き出して、テーブルの脚などにぶつかる音を侵入者と勘違いしたようだ。被害者がなかったのは何よりだが、勘違いで玄関のドアを破壊した修理代金は、当然ながら女性の自己負担となる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722