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日立のTOB終了、永大機電への出資比率39%


ニュース 機械 作成日:2019年4月24日_記事番号:T00083149

日立のTOB終了、永大機電への出資比率39%

 日立製作所は23日、エレベーター最大手、永大機電工業の株式公開買い付け(TOB)が終了し、永大機電の自己株式を除く発行済み株式総数の28%相当を約74億台湾元(約270億円)で5月2日に取得する予定と発表した。子会社が保有する11.7%を合わせ、日立グループの出資比率は39.7%となり、宝佳機構グループの15.06%を上回る筆頭株主に浮上する。24日付工商時報が報じた。

 TOBは1月17日~4月22日に100%子会社である台湾日立電梯(日立エレベーター台湾)を通じて実施した。買い付け価格は1株当たり65元。

 宝佳機構の後継者、林家宏氏らTOB反対勢力は18日の臨時株主総会後、永大中国の許作名総経理を永大機電の董事長に指名する考えを示したが、日立は許瑞鈞董事長の続投を望んでいる。永大機電は5月3日までに董事会を開催して董事長を改選する予定で、日立はその結果次第では臨時株主総会を開催し、董事会の全面改選を実施するとみられる。