ニュース 石油・化学 作成日:2019年4月24日_記事番号:T00083150
行政院環境保護署(環保署)は23日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)における第4期拡張計画に関連し、触媒を旧型から高効率の環境配慮型触媒に変更する内容の申請案件を初審で承認した。24日付経済日報が伝えた。
触媒変更の対象は、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)のエチレングリコール(EG)第1、第2、第3プラントと南中石化工業のEGプラント。変更後は二酸化炭素(CO2)の排出削減とEGなどの生産能力向上が見込める。
六軽では台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の芳香族炭化水素(AH)第3プラントで火災が発生したばかりだ。環境評価委員からは南亜プラと南中石化に対し、5月末までにエチレンオキシド(EO)の取り扱いリスクと外部に漏れた際の対策を求める意見が出た。
台塑集団によると、4プラントでの触媒変更による生産効率向上で、EGの生産量が210万トンへと17%増加する見通しだ。
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