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韓市長の「密室協議」批判、臆測呼ぶ


ニュース 政治 作成日:2019年4月24日_記事番号:T00083166

韓市長の「密室協議」批判、臆測呼ぶ

 韓国瑜高雄市長が23日、総統選出馬問題について発表した声明で「政治権力者の密室協議」を批判したことが臆測を呼んでいる。24日付聯合報が伝えた。

/date/2019/04/24/17kmt_2.jpg郭氏の予備選参加を巡っては、韓氏の妻の李佳芬氏が「背後から銃撃された」と発言して話題となった。国民党の呉敦義主席(左2)は23日「そういうことはない」と述べて否定した(23日=中央社)

 韓氏支持者は、国民党の一部幹部が韓氏の訪米中に鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長を担ぎ出したとの情報があるとした上で、韓氏が最初から予備選には出ないと言ってきたのに対し、郭氏が逆に「出馬要請は受けず、必ず予備選に出る」と表明した点からみて、韓氏に対する直接出馬要請の可能性を断つ狙いがあるのではないかといぶかった。

 韓市長は声明の真意について、「声明で既にはっきり述べた。皆さんにはよく読んで文面から内心を理解してほしい」と語るにとどめ、具体的な説明を避けた。

 韓市長は自ら予備選に出れば、高雄市長の仕事を放り投げたとの印象を与えかねないと懸念している可能性がある。韓市長の側近は「韓氏が最も考慮しているのは(高雄)市民の受け止めだ。党の候補指名制度でその点が考慮されなければ、韓氏は出馬しない」と述べた。