ニュース 金融 作成日:2019年4月25日_記事番号:T00083189
経営ファミリーの役員兼任や持ち株が複雑に絡み合うなどの問題がある金融持ち株会社の新光金融控股と台新金融控股に対し、金融監督管理委員会(金管会)は、経営の線引きを明確にするため近く文書で改善を求める。金融機関に対し、営業秘密漏えいなどを防ぐための「金金分離」(金融と金融の分離)の実行を求める法規が今年7月1日に施行されるのを見据えての措置だ。25日付工商時報が報じた。
両社の現状について顧立雄金管会主任委員は24日、彭雪芬氏の例を挙げつつ「金金分離」に違反しているとの認識を示した(24日=中央社)
金管会は具体的に、台新金の呉東亮(トーマス・ウー)董事長の夫人、彭雪芬氏が新光金董事を務めていることや、新光金の筆頭株主である新光三越百貨、および主要株主の王田毛紡が、新光金と台新金の双方に董事を派遣している状況などの改善を求めていく。
ただし、両社の場合、新光金の呉家4兄弟の持ち株会社をはじめ、企業株主が複雑に絡み合う兄弟会社のような関係のため、工商時報は経営の完全な線引きは困難と指摘した。
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