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台電の風力発電機、82基中51基で故障発生


ニュース 公益 作成日:2008年6月23日_記事番号:T00008320

台電の風力発電機、82基中51基で故障発生

 
 23日付自由時報によると、台湾電力の風力発電機で既に設置が完了し稼働した82基のうち、これまで51基で故障が起き、発電が停止していたことが分かった。台電では原因として台湾の気候が非常に暑いこと、備品が足りないことなどを挙げている。
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 政府のクリーンエネルギー開発政策に合わせ台電は、2003年から10年の間に190億台湾元(約671億円)を投じて、台湾全土に186基の風力発電機(総設備容量33万キロワット)を設置することを計画している。

 台電の内部資料によると、故障した発電機は米ゼネラル・エレクトリック(GE)が30基、原弘産が22基、ガメサが6基となっている。多くは台湾西海岸部に設置されており、故障の原因は高温、塩害、備品の供給不足などが挙げられている。

 既に稼働している82基の発電量は、過去数年で5億6,000万キロワット時(kWh)となっている。1kWh=2元で計算すると、収入は11億2,000万元となり、既に100億元以上を投じているため、報酬率は依然非常に低い状態だ。