ニュース 建設 作成日:2019年4月26日_記事番号:T00083210
内政部の統計によると、2018年末時点で、承継手続きが済んでいない土地は台湾全土で1万4,709ヘクタール(ha)に拡大し、過去最大となった。金門県の面積に相当する。承継手続きが済んでいない建物は46万9,496坪だった。台北市の超高層ビル「台北101」4棟分に相当する。26日付経済日報が報じた。
信義房屋仲介の曽敬徳不動産企研室専案経理は、台北市政府地政局の統計をみると、12年から16年まで毎年、承継人と承継取得者は60%だったため、残り40%が承継されていないと指摘した。10年前と比べると、承継の手続きが済んでいない土地は58%拡大し、建物の面積は2.43倍に拡大した。
承継されていない理由は、▽承継人同士の意見の相違▽承継対象の権利が複雑、価値が低い▽法令を理解していない▽税務問題──など。
台北市で18年末時点で、承継手続きが済んでいない土地は279ヘクタール、建物は4万344坪だった。
台北市政府地政局によると、今年3月末時点で承継手続きが済んでいない土地は561億台湾元(約2,000億円)相当。不動産仲介業者は、全土では1,000億元相当に上り、高齢化によって今後ますます深刻化すると予測した。
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