ニュース 電子 作成日:2019年4月29日_記事番号:T00083230
液晶パネル用偏光板大手、誠美材料科技(CMMT)は26日、臨時株主総会で役員改選を行い、何昭陽董事長を中心とする現経営陣が董事会で7人(董事4人、独立董事3人)のうち6人を占めて圧勝した。大株主の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は董事1人を獲得するにとどまった。27日付経済日報が伝えた。
CMMTでは1月中旬に葉美麗副董事長が独自に董事会を招集して、何董事長の解任を決議。それに対抗する何氏が法的措置を通じ、董事長職に復帰するなど経営混乱が続いていた。
何董事長は擁立した候補7人のうち6人が選任されたことを「意外」と受け止めた。当初は4~5人が選出されれば上々と予想していたからだ。何董事長は「イノラックスは大株主であると同時に大口顧客だ。双方の協力は会社にとって好ましい」と述べた。
一方、イノラックスは董事候補4人を立てたが、票の分配を誤った他、外部から議決権委任状を募らなかったことで、董事会入りを表明した当初の勢いを失った。
イノラックスによる経営権挑戦は失敗に終わり、何董事長を中心とするCMMTの経営体制は安定したが、当面は監査法人が意見表明を見送った2018年決算の修正を終え、29日までに決議しなければならない他、銀行団との債務返済交渉が妥結していないなど不安材料は残る。
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