ニュース 電子 作成日:2019年4月29日_記事番号:T00083232
29日付工商時報によると、受動部品最大手の国巨(ヤゲオ)は今年の生産能力増強を前年比10%と、従来計画の20%の半分にとどめるとの観測が出ている。同業大手の華新科技(ウォルシン・テクノロジー)も20%の生産能力増強を延期するとみられる。積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの需要低迷が原因だ。
ヤゲオは当初、MLCC月産能力を昨年末時点の500億個から、今年末に前年比20%増の600億個、20年末に17%増の700億個へ拡大する計画だったが、今年は50億個の増強にとどめ、残り50億個については下半期の需要をみて決定する方針とされる。
ウォルシンは昨年より、生産能力を毎年20%増強する方針を示していたが、顧客の景気見通しが悪化する中、計画の先延ばしを決めたもようだ。
なお中国の受動部品市場では、パソコンや携帯電話向けに加え、自動車向けも不調に陥っており、欧米市場でも末端需要の不振が続いている。日本の同業大手、村田製作所は、これまで小幅な価格の引き下げにとどめていたが、5月より大部分の製品で20~30%の値下げを実施するとみられる。
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